葬儀と言う物は何となく非日常な物に思えるが、
おじさんくらいの歳になると、結婚式より
大きな頻度で呼ばれる物だし、
呼ぶ物でも有るようだぜ。
少しばかり葬儀に関して思った事を書き起こしたい。
最近、映画「おくりびと」を見たんだが、
アレは泣ける・・・・・!
身内に死に化粧してる所を見たもんな、俺。
その人はにっこり微笑んで
「すぐに綺麗にしますからね。」と言ったのを覚えているぜ。
ジッサイの所、その亡くなった人は綺麗になっていた。
どういう場所でああいう技術を覚えるのか分からんが、
確実にああいう技術は必要である。
昔、確か「エンバーミング」とか言う技術を駆使する
「エンバーマー」と言うお仕事の話を何かの本で
読んだ事が有るんだが、
アメリカなんかだと損壊した遺体をより生前に忠実に
再現する技術が凄いそうな。
そんで、その本の中で、確かベトナム戦争で顔を
殆ど吹っ飛ばされたかして原型をとどめてない遺体を
殆ど生前のままに再現したエンバーマーの話が
紹介されてて、
「どうやったの?これ?」
「母親から生前の写真を貰って再現したのさ、
僕の芸術作品だよ。」
と言う様な会話が載っていた気がするが、
記憶で書いてるんで定かではないぜ。
ただ、そういうプロが居ると言う事は大変頼もしいぜ。
身内を亡くした人の物凄い姿を見た後では
なおさらそういう気がするのである。
故人も良い顔で皆とさよならしたいに違いないしな。