昔から
「漫画を描こう!」みたいな
本を読んでると、漫画家さん、
特に昔かたぎと言うか何と言うか、
とにかく
「職人さん」 な感じの漫画家さんのインタビューでは
必ず使っているペン先は
「タチカワのGペン先」 で有った。
が
そもそもタチカワのGペン先なんて俺が
やっとこGペンを使い出した頃にはもう
文房具店には出回っていなかった。
「無いもの」 をさんざん見せられて、漫画家の卵としては
「よほど良い物なんだろうなぁ~」 とトランペットをガラス越しにみている
黒人少年なみの気分だった。
(いや、決して編集部&作家さんには悪意など
無いのは十分分かってはいるんだが・・・。)
しかし、その代わりと言ってはなんだが、
普通に今まで鉛筆でガリガリ描いてた者から
すると、どの道ペン先なんて
「使いにくくて仕方ない物」 以外の何物でもなく、
「どっちでも良い」 と言うのが本音か・・・・・・・・。
しかし、
「もしタチカワだったら・・・・!?」 と、ペン入れに慣れない頃に思ったのもまた事実!
(人間、”もしも!?”なんて考え出すとキリが無い)
「釣りキチ三平」の矢口先生もタチカワのGペン、
NO,3 硬質クロームを愛用!
年によって品質が変わるそうで、タチカワ本社に
連絡、
100箱買って現在も使い続けていると言う。
あの時代の事だから〔詳しくは知らないんだけども。)
多分、JISマーク入りで、一番品質が安定していた
時期の物に違いない!
1本だけでも試しに使ってみたい・・・・と
最近まで思っていたのである・・・・。
あ、長いんで分けます!
(注) 現在でもタチカワのGペン先は生産してますが、
その昔の物とは金型が違うんで別物になっているそうです。
しかしながら「昔と違う」と言うだけで、特に品質が落ちている、
と言う訳ではなく、ペンタッチがやや柔らかくなったとの事。