(これは2009年1月に、故みやわき心太郎先生が家に来た時のお話です。)
こないだ俺んちに
漫画の巨匠が降臨!したんだが、
色々とお話を聞いてるうちに時間は23:00くらいに
突入!!
(来られたのが17:30くらいなんで都合6時間近い。)
ずっっっっっ っと漫画と、漫画に付随する話だけを
延々していたんだが、なんでそんなに話し込んだかとよくよく考えると、
先生は1つの事をいちいち掘り下げて・・・と言うか
とにかく色んな事に関しての疑問、或いは
「ここはこうしたら良くならないかなぁ?」と思ったら全部試したり研究したりしてるからなんだね。
例えば俺なんかだとペン先で色々考えてても、
あくまでペン先にとどまった話である。
先生なんかだと当然紙にもこだわるんだが、
俺だって、つうか皆漫画を書いてる人ならば有る程度の
拘りや、
「この紙が一番良いみたいだなぁ・・・。」と言う紙が有ると思うんだが、先生と話してて、
あくまで俺なんかは「紙」と「ペン先」をばらばらに
考えてたんだなぁ~と言う事が良く分かったわ。
「これこれ・・・!このライオンのペン先が紙に
ひっかかる感じ、ライオンのペン先全般に言える事なんだけども
紙に良い感じに摩擦がかかるんだよね、」
「金属が柔らかいんですかねぇ?」
「そうかも知れないけども、とにかく模造紙にはライオンの
ペン先が一番良いんだよね。」
と言う感じで、俺なんかの場合は、とにかく良いペン先、
とにかく良い紙を・・・と言う風に選んでたんだが、
「紙とペン」と言うコンビネーションでは選んでなかったのである!
さらに先生は
「下敷きには何を使ってるの?」と言う、下敷きの事までコンビに考えているとの事。
手塚先生は最終的に下敷きに「アサヒグラフ」を使用していた
そうなのだが、
「自分なりの最良の道具を揃える」と言う事に関して、
先生の時代は色々と探っていたみたいだなぁ・・・・。
ちなみに俺は下敷きにガラス板を使用しているぜ、
薄くて使いやすいんだが、何よりもトレスに便利だぜ!
こないだ先生が自分で作ったペン軸を見せていただいたんだが、
「点描」用にいろいろと工夫されていて驚いたぜ。
「自分なりに良い物を探して、それでも無ければ作る!」
と言う探究心と創意工夫がすばらしい!
しかし・・・・いかんせん「ペン先」だけは自作不可能!
と言う事で結論!
メーカーは
良いペン先をきちんと作らんかぁああああああああ!!!
仕事なんだからッッッッッ・・・・・・!!!!