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ペン先と良く分からん日と俺。（中篇）
ペン先を買いに例の店に戻ったは良いが、
内心気が気じゃなかったわ！
婆さんは「幾らで売ればいいか分かんない」みたいな事言うし、
「今回はいくらぼられるんだろうか？」
と言う感じである。
サイフには３千円しか入ってない！！！！
まぁ・・・・元々千円の製品なんだし、高くても３千円くらいまでは
許せるんだが、
「４千円とか抜かしやがったらこのやろう。」
とかも当然考える。
今現在の製品は確かに７０００円なんだから、それよりも質の良い
当時の製品がそれ以上の値段でもおかしくは無いのだが・・・・・
誰か答えを教えてくれいッッッッ！！！！
それはそうと店に着いたぜ！
「すいませんペン先ッッッッ！！！！！」
「ああ・・・聞いてるよ、そこのペン先が欲しいんだよね？」
「そうですッッッッ！！！！」
「・・・・・・・・いくらで買う？」
「・・・・・・・・・・・・」
（と言うかいくらで売る気なんだ・・・・・・！！？？？）
「ここに千円てラベルが有るんで千円で下さい！」
「じゃあ千円で」
（アッッッッッ サリ）
（何だったんだ・・・・・・・・・！！！？？？？）
それにしても先程から感じる、自分の店の在庫への変な嫌悪感、と言うか
言い表しにくいんだが、
普通、客が欲しがってると多少なりとも売り物を高く見積もるなり、
或いは急に態度が難しくなる事も珍しくないんだが、
「もってくならさっさともってって・・・・・・・・・！！！！！」
と言う様な（そんな接客態度では全然無いんだが）感じが有る。
・・・・・・まぁこちとらホクホクなんで良いんだが、千円で買えたんだし。
で、そうなると他のペン先も気になると言えば気になりだしたぜ！
なんせ絶版のペン先がうなるほど有るんだからなぁ・・・・
俺はその辺に置いてある「オリオンペン」（カブラ）をひょいと取り出して
聞いてみた
「値段付いて無いんですけども、コレいくらなんですか？」
（１グロス入りの１ケース）
「使うの？それ？」
「いや、まぁ珍しいんでちょっと・・・・・・。」
「じゃあそれあげるよ。」
「ええええぇえええええええええええええええええええ！！！！！？？？」
何だか訳が分からなくなってきたぜ！
とにかくケースが正方形と言う形をしてる物なんて初めて見たんで
好奇心で話したんだが・・・・・・！！！
関係ないけども、このペン先、クーポン券みたいなのが入ってたけども
引き換え期限が昭和３７年だってッッッッ！！！！！
いつ作られたのおぉおおおおおおおおおお！！！！！？？
